2016年12月6日火曜日

MOVERIO BT-300買った / レビュー3

今回は、自作アプリの転送と、MOVERIO BT-300のカメラ機能(詳細スペック)について。


なお、レビュー1,2は以下からどうぞ。

moverio BT-300 レビュー1(全体簡易レビュー)
http://latache-gadget.blogspot.jp/2016/11/epson-bt-300.html

moverio BT-300 レビュー2(メガネとミュートタップ)
http://latache-gadget.blogspot.jp/2016/12/moverio-bt-300-2.html


自作アプリの転送
すでに、AndroidStudioでテストアプリを作っており、先日手に入れた、nuu X4でも動作テストしたが、Androidは、ADB Interface ドライバさえあれば、何とかなる。

中華タブレットも、自分でプロファイル作って無理やり転送できるようにしたし、大丈夫だろ。
と思っていたが、少しだけ面倒だった(中華タブよりは遥かに楽だが)。

nuu X4は、PCと接続しただけで、ドライバーのインストールが完了したのだが、
moverio BT-300は、「ドライバーが見つかりませんでした」だと。

Androidでは異端のIntelを使用しているからか。

moverioの開発者サイトに登録すると、pdfのガイドを読め、とのこと。
で、ガイドを見ると、intelのサイトから、ダウンロードしろ、と。
Intelのサイトも、直接的なメニュー項目がないので、探し回る。

と言う人が、他にも居たら可哀想なので、直リンク。
https://software.intel.com/en-us/protected-download/385047/494732
ここで、同意(一番下)して、ドライバーをダウンロードすべし。

ドライバーを入れたいだけなのに、他にも色々Intel製の何かのインストールを求められる。
最初の Android USB ドライバー以外を拒否ったら、動かなかったので、全部インストールしたら動いた。
そのためのドライバーなんだから、せめてインストールを1つにまとめとけ > Intel

というわけで、これを入れれば、無事に AndroidStudioの転送メニューに moverio が出てきて、自作アプリが転送できるようになる。
moverio固有の機能を使わないなら、特に専用SDKをセットする必要はないようだ。

portrait(縦画面)設定のアプリを起動すると、無理やり縦に表示された。(左右に空白が出る)
landscape(横画面)設定のアプリだと、キッチリ、フルスクリーンで表示された。

うむ、ドライバー以外は、なんの問題もなかったな。


カメラ機能

さて、問題は、このカメラ機能である。
(そのために、自作アプリが絡んでくるのだ)

moverioのプリンストールの中に、カメラアプリがある。
今日、テストの一環で、試しにカメラで撮影を行ったんだが…画像が青い!
ついでに、動画も青い!

moverio でプレビューしながらの撮影だが、プレビューからして青い。
撮影データをPCに転送しても、やっぱり青い。
うっすらとシアンが乗っている感じ。

なんだこれは!これはねーわ!というくらい変な色味。
今は夜で、蛍光灯の光の下で撮影したからか!?
確か、蛍光灯だと青っぽくなったはず…。

なら、ホワイトバランスを調整してみれば良いジャン!

…。
…。

なんだ、このアプリ…ホワイトバランスがねぇぞ…。

プリンストールのカメラで、色々な設定を探し出した結果、見つけたのは以下の通り。

・撮影ボタン
・撮影用のガイドグリッドON/OFF
・セルフタイマー
・プレビューエリアをタップすると、その場所に露出を合わせる

基本これだけ。
さらに、コントロールBOXの十字パッドで、

・左を押す:動画/静止画切り替え
・右を押す:ギャラリー呼び出し

動画/静止画の切り替えメニューを出すと、右上に見覚えのある歯車(設定ボタン)が出現。
しかし、あったのは、

・解像度の設定
・露出の自動/手動切り替え

だけである。
まだまだ隠しメニューがあるはずだ!と色々いじったが、発見できる気配なし。

まさか…。
そもそも、ホワイトバランスの設定自体が無いんじゃ…。
moverio app store にも、単純なカメラアプリが無い…。

というわけで、自作アプリの出番なわけです。
このアプリ、デバッグ用に、端末の基本情報をログとして出力します。
それによると…。

Refresh Rate
 32 fps

Density DPI
 1.0倍 / 160ピクセル

フォーカス
 なし

フラッシュ
 なし

ホワイトバランス
 auto (自動)
 incandescent (白熱電球
 fluorescent (蛍光灯
 warm-fluorescent (暖色蛍光灯
 daylight (晴れの日
 cloudy-daylight (曇りの日
 shade (日陰
 twilight (夕方

シーン
 auto (自動
 action (動作
 portrait (人物
 landscape (遠景
 night (夜景
 night-portrait (夜の人物
 fireworks (花火
 sports (スポーツ
 barcode (バーコード

カラーエフェクト
 none (なし
 mono (モノクロ)
 negative (ネガ反転
 sepia (セピアカラー

色々あるじゃーん!!
なんでこれが、カメラで選べないの!?
ホワイトバランスとシーン選択って、かなり重要だと思うんだけど!

カメラの詳細機能のうち、ホワイトバランスとシーンについては、デベロッパーズガイドに記載されていました。(カラーエフェクトについては記載なし)


以前の自作アプリで、これらを実装しているので、
もしかしてコレだけで、moverio app storeに載せられるんじゃ(笑

まあ、それより、個人的に気になったのが、リフレッシュレートが、32 fpsってところ。
ドコモの F-10Dでは、60FPSなんだよね。

画面の更新頻度が、32fpsなので、仮に 60fpsで描き変え出来たとしても、半分は無駄ってことになるね。


ちなみに、撮影した画像/動画が青くなる (おそらく、ホワイトバランス適用で直る)は、
2回目のmoverio サポートに問い合わせ中。

---- 追記

回答が来ました。
購入時に、カメラ部分には、青色の保護シートが張ってあるので、それ剥がしてないんじゃね?
 ↓
 ま っ た く そ の と お り!

たぶんこれを剥がせば大丈夫なハズ(まだ剥がしてない)

ただ、プリインストールされているカメラアプリについて、ホワイトバランスの切り替えやシーンの切り替えは、現状、操作できないらしいです。

こ、これは、普通のカメラアプリを作るだけで、MoverioAppStoreでの需要が増えるのでは!!
早速設計してみよう!


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